2014年4月29日

Rörstrand Jenny プレート


スウェーデンの陶磁器メーカーRörstrandは1726年創業。
ヨーロッパで2番目に古い歴史を持つそう。
日本だとMon amieシリーズが人気があるみたいですね。
(ちなみに持ってないけど。)
ノーベル賞の晩餐会では、ロールストランドの食器が使用されているらしい。
そんなお上品な釜の皿が、うちにあるのはおかしな話だな…。


rorstrand jenny plate


rorstrand jenny plate
                                                             

うちに何枚かあるロールストランドは、これ以外は小皿で60年代くらいのものがほとんど。このJennyは、1977-87年に製造されているようなので、比較的新しいものと言えるかしらん。

ディナープレートなんだけど、大き目のサイズなので、肉料理なんかを盛り付けて、テーブルの真ん中にどーんと置かれること多し。
こんな華奢なデザインなのに、肉汁でべとべとにして、すんまそん。






2001年にiitalaに統合されたようですが、ARABIAもかつてロールストランドの傘下の窯として
1873年につくられた会社だそう。
古い窯が大会社に吸収されるのは、当時働いていた人はきっと寂しかっただろうな。

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時間があったので、ロールストランドのサイトをのぞいてみると、
rorstrand swedish grace colour
Swedish Graceというシリーズが可愛い。
色は7色あるようで、
左から2番目のサンドが気になるんだけど、
今年の6月末で廃盤なんですと。

rorstrand swedish grace




rorstrand swedish grace








デザインはLouise Adelborgさんによるもの。
彼女は1912年にロールストランドと契約を交わし、デザインを始めたそう。
その前はスウェーデンデザインカレッジ(現)で講師をしていました。
1920年の終わりごろからディナー食器のデザインを手がけ、Swedish Graceシリーズを生み出しました。

Swedish Grace designer



                             

 上はスウェーディッシュ・グレースのオリジナルデザイナー、ルイーズさん。
 下は現在のデザイナー、Margot Baroloさん。
 
 長い時間が経って命が尽きても、
 自身の作品が残るのはデザイナーとしてはこの上ない幸せかも。
 いやー、才能があってそれに気付けるって羨ましい。

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